投稿日:2020年03月24日
大津市は、滋賀県の南西に位置する市で、県庁所在地であり、滋賀の中心部です。
大津市の歴史は古く、飛鳥時代には都があったこともあり、世界文化遺産の延暦寺をはじめ、数々の歴史的建造物があります。国指定の文化財保有件数は、京都市、奈良市に次いで大津市が全国の市町村で3位となっています。
日本の「古都」と呼ばれる市町村にも、京都市、奈良市、長岡京市、橿原市などと並んで選ばれています。
滋賀県の中では南側にあるため、京都市左京区、山科区、伏見区や、宇治市に隣接していて、現在は大阪や京都のベッドタウンとして人気が高く、人口集中地区になっています。
ですが、琵琶湖や比叡山などの自然に囲まれていて、都市でありながら美しい景観が堪能できるエリアとしても知られています。そんな大津市に住むために、土地相場についてまとめました。
滋賀県大津市の基準地価は平均1平米あたり9万5813円です。坪単価は31万6737円になっています。ほぼ横ばいですがわずかに上昇しています。
これは市町村別のランキングでは192位です。
大津市の中で一番地価が高いエリアは、大津駅近くです。
1平米あたり18万6625円。坪単価で61万6942円になっています。最も高い地点では、大津駅から150メートルの場所は坪単価115万ほどという場所もあります。
駅前のエリアは近年、大阪や京都のベッドタウンとして栄えていて、高層マンションの建設も増えているようです。商業施設も多く、滋賀県イチの地価となっています。
また、隣の駅の膳所駅近くの地価も1平米あたり16万2235円、坪単価53万6316円となっていて、大津市内でもランキング上位になっています。
やはり地価の高いところを見ると、JR東海道線、琵琶湖線、湖西線から近いエリアに集中しています。
大津市の地価は、ほぼ横ばいではありますが、ここ数年でわずかに上昇しています。大津市内で一番地価の高い大津駅前のエリアでプラス2.65パーセント、その周辺を見ても1.5~3パーセントほど上昇していることが多くなっています。
それは、大阪や京都へのアクセスがよい土地柄、マンションの建設が多いことに加え、近年の外国人旅行客の増加にともない、ホテルなどの建設も増えたことが原因ではないかと言われています。
京都や大阪は海外からの旅行者には人気エリアですが、旅行客が増えすぎてかなり混雑している印象もありますので、今後大津市は、旅行先としてはさらに人気の上がるエリアといえそうです。
滋賀県は、近年、戦国時代の大河ドラマや、信楽焼きがテーマの朝ドラで注目が集まっている県です。京都や奈良にも劣らない歴史的建造物があり、日本の風情が味わえ、また琵琶湖の広々とした開放感や自然の美しさが堪能できる大津市は、国内外からも注目を集めるエリアといえそうです。
飛鳥時代から戦国時代に至るまで日本の歴史の舞台だった大津市。
自然と歴史、また都市へのアクセスのよさなど魅力の多い大津市は、ぜひ住んでみたい都市ですね。