投稿日:2019年03月28日
マイホーム購入の際、通常頭金が必要です。
頭金があるかないかで毎月の返済額の負担も大きく変わります。
では、「実際にどれくらいの頭金を用意する必要があるのか?」ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
マイホーム購入の際に、支払う現金のことです。つまり、住宅ローンを借りずに自己資金で支払うお金のことです。
住宅購入には、「初期費用(不動産取得税、登記費用、固定資産税)」と「物件購入費用」があります。
物件購入費用に「住宅ローン」と「頭金」で支払うことになるのですが、
頭金をあらかじめ多めに用意しておくと、その分月々のローンの返済額を減らすことができ、少ない利息で済みます。
以前は、住宅の価格の8割までしか、住宅ローンの借り入れができないのが現状でしたが、現在は、全額借り入れができます。
しかしながら、だれでも全額借りることができるわけではありません。
金融機関は、その人がどれだけの返済能力があるのか、滞りなく返済できるのか、確認したいため年収をみています。
年収に対して、年間の返済額がいくらになるのか?という数値をあらわす「返済負担率」をチェックしています。
具体的に説明すると、返済負担率とは、「年収に占める年間返済額の割合」のことです。
計算式は「返済負担率=年間返済額÷年収×100」になります。
住宅ローンにおける審査では、返済負担率が基準より高くなると、「融資が受けられなくなる」、「借入額を減らされる」などします。
返済負担率は、金融機関、住宅ローンによってそれぞれ異なりますが、平均して30~35%になります。
例として、フラット35では、どの銀行でも返済負担率は以下のとおりになります。
・年収400万円未満→30%以下
・年収400万円以上→35%以下
つまり、頭金が少ない場合、住宅ローンの年間の返済額が増えるため、返済負担率がオーバーする可能性があります。
そうなると、借入額を減らさないと住宅ローンを借りることができなくなってしまいます。
頭金が少ないと、「返済負担率」も高くなり、住宅ローンを借りることができない可能性があることを頭に入れておかなければなりません。
では、どのくらい頭金を用意しなければいけないのか?
一般的には、物件の価格の2割といわれています。
2割の頭金を用意した場合は、残りの8割は住宅ローンを利用して用意することになります。
しかし、頭金を多いことで多くのメリットがあります。
まず、貯めておいた頭金の額によって購入できる物件の価格が変わってきます。
例として、無理なく返せる額が4000万円だったとすると、頭金を用意できなければ、予算は4000万円になり、頭金を1000万円貯めておいたなら、5000万円の購入予算になるのです。
月々の返済の負担を減らせることもメリットです。
毎月の返済が多いと家計に負担がかかります。
また、頭金がどのくらいあるのかは住宅ローンの審査においても良い印象を与えることになります。
なぜならば、それだけのお金をきちんと貯めることが出来る人だと金融機関が評価してくれるからです。
また、金利も異なってきます。
予算の2割の頭金があれば、金利を引き下げてもらえます。
月々の返済額が少なく、なおかつ金利も低くなるのだと、頭金がない場合に比べるとかなりの差がでます。
一方、自己資金が全くなく全ての予算を住宅ローンで借入する場合は金利が高くなります。
頭金を全く借りずにマイホームを購入することは危険だと言われています。
これは、借入金額が多すぎて将来返済ができなくなってしまうケースがあるのと、住宅ローンの支払いが多くなることにより、手元に残るお金がすくなくなり、老後の生活に悪影響が出てしまいます。
住宅ローンの頭金についてご紹介しました。
頭金は一般的には2割用意しておくのが良いと言われていますが、多めに貯めておくに越したことがありません。
現在は、頭金なしでも住宅ローンの借り入れができますが、やはり「月々の返済の負担を減らすこと」「万が一住宅ローンを返済できなくなった」ことを考えると2割程度の頭金を貯めておく事をおすすめします。
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