フラット35とは?

投稿日:2019年04月08日

住宅ローンの借り入れについて検討していると、必ず出てくる疑問として「フラット35」と「銀行ローン」の違いは何か?というものがあります。

 

 

今回は「フラット35とは何なのか?」「どんなメリットがあるのか?」「銀行ローンとの違いは何なのか?」ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

【フラット35とは?】

 

 

フラット35とは、「住宅金融支援機構」という半分公的な機関が提供している住宅ローンです。
お金を貸しているのは「住宅金融支援機構」で「銀行」が窓口となりフラット35という商品を販売しています。国の機関のような形になります。

 

 

 

返済期間は35年で、長期固定金利住宅ローンです。
つまり、金利がずっと一定となっています。

 

 

変動型よりも金利は高いですが、返済期間においてはずっと一定の金利なので安心できます。

長期固定金利は、一般的な銀行では資金調達がむずかしく、リスクのある融資であります。
しかし、そのリスクを住宅金融支援機構が取っているのです。

 

 

長期固定金利の住宅ローンは銀行独自の住宅ローンでは商品として扱わず、住宅金融支援機構とコラボしたフラット35を取り扱うのです。

 

 

・フラット35は物件の審査重視

フラット35は、「年収」ではなく「物件の性能」を重視した審査をおこなっています。
通常の銀行系ローンでは、「物件の性能」「年収」どちらも重視しています。

 

 

 

 

 

【フラット35のメリット】

 

 

 

 

1. 勤続年数が短くても借り入れができる可能性がある

 

フラット35は勤続年数が1ヶ月から借り入れができます
通常の銀行の住宅ローンでは、勤続年数が最低でも1年必要となっているので、勤続年数が短い方に向いています。

 

 

 

2. 奥さんのみでも借り入れが可能

 

産休中・育休中の奥さんでも借り入れが可能です。

 

 

 

3. 金利が固定されている

 

先ほど述べたように、世の中の金利が上がろうが、常に一定の金利となっています。
これにより安心した返済ができます。将来の家計のプランがたてやすいので安心ですね。

 

 

 

4. 保証人や保証料が必要ではない

 

ほとんどの民間住宅ローンでは「保証会社の保証が受けられること」という借り入れ要件があり、保証料が必要になります。
それに対し、フラット35では保証人、保証料どちらも必要ではありません

 

 

 

5. 団体信用生命保険への加入は任意

 

通常の民間の住宅ローンは団体信用生命保険への加入が必須となっていますが、フラット35の場合は生命保険に加入できなくても(健康状態が良くなくても)借り入れが可能です。
しかし、万が一のことがあったときのために団体信用生命保険にはきちんと入っておいた方がいいでしょう。

 

 

 

6. 繰り上げ返済の手数料がかからない

計画的に繰り上げ返済をおこなおうとしている人にはメリットですね。

 

 

 

 

【銀行の住宅ローンとフラット35、選ぶならどちらが良い】

 

 

 

・「民間ローン」と「フラット35」どちらがお得なのか?

 

ここ数年、民間の住宅ローンにおいても長期固定金利の住宅ローンが充実してきています。
そのため、フラット35でも民間の住宅ローンでも違いはそれほどなくなってきました。

 

 

 

 

・フラット35と民間の住宅ローン「金利」を比較

 

金利を比較するとフラット35においては、大部分の銀行が最低金利1.36%となっています。
一方、民間の銀行の平均的な金利は1.10%となっています。

 

金利をみると民間のローンのほうがよさげに見えます。

 

しかし、ほんとうに住宅ローンがお得かを見分けるには、金利と「諸費用」の両方をみなければいけません。

 

 

 

・手数料は銀行によりけり

 

 

先ほど「諸費用」をみなければいけないと述べました。
諸費用とは、おもに「手数料」と「保証料」などがあります。

手数料は銀行によって大きく異なります。

 

 

 

 

とくに注意しなければいけないのは、「フラット35」は銀行がちがうと手数料も変わってくるということです。フラット35専業の優良住宅ローンでは手数料が「借入額×0.66%」になるのに対して、地方銀行では「借入額×2.16%」と高くなります。

 

 

 

どの銀行を利用するかによって、大きく変わってくるので注意が必要です。

 

・借り換えは民間住宅ローンのほうがいい

 

借り換えについては、民間銀行の方が力をいれていて、民間銀行の住宅ローンのほうが金利は低いです。

 

 

 

・新規借り入れについては、フラット35の方が良い

 

しかし、新規の借り入れについては、フラット35のほうがお得だと言えます。
新規の場合、省エネルギー性に優れた住宅を対象に金利を0.3%、最大10年間引き下げる「フラット35S」という商品もあるため、民間の銀行と比べてもメリットがあります。

 

 

 

【まとめ】

 

 

フラット35に向いている人は?

・金利が高くても、金利上昇時のリスクをできるだけ安全に乗り越えたい人

・自営業、会社取締役など銀行系住宅ローンの審査が厳しい人

・勤続年数が一年未満の方

・自己資金「物件価格の1割+諸費用」を用意できる方

・健康状態が悪く、団体信用生命保険に加入がむずかしい方

 

 

 

スタジオコンクは敦賀市、小浜市において自然素材のデザイン住宅を提案しています。
住宅ローンに関する相談会もおこなっています。
フラット35に関してなにか、ご不明な点があればぜひおこしください。

 

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