住宅ローンの借り換えで利息負担が軽くなる? 借り換えのメリット・デメリットとは

投稿日:2019年05月27日

 

「住宅ローンの借り換えとは何なのか?」「借り換えをおこなうとどんなメリット・デメリットがあるのか」ご紹介します。

 

・住宅ローンの借り換えとは?
住宅ローンの借り換えとは、住宅ローンの借入先を変更することをいいます。
具体的な例としては、現在の借入先をA銀行、借り換え先をB銀行、残高を1000万円とした場合、
まず、B銀行から1000万円を借り入れ、その借り入れた1000万円をA銀行に返済し、それ以降はB銀行に返済をしていくといった仕組みになっています。

・どのくらい負担は減るのか

借り換えをおこなって得するケース

01.今の住宅ローンと借り換え後の金利差が1%以上
金利3%のローンから2%のローンに切り替える場合は、20年間で234万円も削減できます。

しかし、最近では金利の差は1%以下であっても、「借り換えのとき限定で金利を引き下げるローン」や、「保証料がいらない住宅ローン」も出てきています。

そうなると、上記の条件にあてはまらないケースでも借り換えをすることによって得する場合があるので注意が必要です。

 

02.今の住宅ローンの残高が1000万円以上
借り換えでお得になるのは、金利の差の分だけ利息負担額が少なくなるためですが、返済残高が1000万円未満の場合は、わずかに金利が変わっただけではお得にはなりません。
金利差によってはお得になるケースもありますが、数万円程度です。

借り換えは、50~100万円程度かかります。
数万円のために借り換えをおこなうのはあまりおすすめしません。

そのため、借り換えは返済残高が1000万円以上ないとあまり意味がありません。

 

03.今の住宅ローンの返済期間が残り10年以上

低い金利に変更することによって利息の負担を減らすことができるのが、住宅ローンの借り換えのメリットなので、返済期間が残り少ないケースでは、それほど利息の軽減効果はなく、メリットは少なくなります。

 

 

・借り換えのメリット

借り換え時のメリットは主に3つあります。

01. 住宅ローンの返済負担を軽減できる
さきほども説明したように「金利の低い住宅ローンに変更する」ことによって、その差の分だけ、ローンの返済額を軽減することができます。

 

02. 金利上昇時のリスクを軽減できる
変動金利の場合、金利が上昇した際、おもっていたより、利息の負担が大きくなる可能性があります。

借り入れ時に想定していた金利よりも大きくなってしまった場合、家計に負担がかかってしまいます。

固定金利に変更すれば、ずっと一定の金利なので安心です。

 

03. 別の団信保証をうけることができる

借り換えにより、別の住宅ローンの特典を受けることができます。
住宅ローンによって特典・保障は様々です。

新たなサービスを受けることができるようになるのもメリットのひとつだといえます。

 

・借り換えのデメリット

01.借り換え時の手間がかかる
住宅ローンの借り換えの際に、契約の手続き、書類の準備がかかります。

「借り換え=新しいローンに契約」といったことになるので審査や契約の手続きに相当な時間が必要になります。

 

借り換えまでの流れ

1.今借りているローンと借り換え予定のローンを比較
2.借り換え予定の金融機関に申込みをおこなう
3. 借り換えを予定している金融機関の審査を通過
4. 現在の住宅ローン借入先に、残高返済の手続きをおこなう
5. 借り換え予定の金融機関に申し込む
6. これまでかりていた住宅ローンを完済し、借り換え先の金融機関に対して返済がスタートする

 

02.50~100万円ほどの諸費用がかかる

借り換えをする際は、初めてローンを借りたときと同様に諸費用が必要になります。
50~100万円ほどのまとまったお金が必要になります。

・まとめ

借り換えをおこなって得になるのは、「今の住宅ローンと借り換え後の金利差が1%以上」
「今の住宅ローンの残高が1000万円以上」「今の住宅ローンの返済期間が残り10年以上」
などの条件に当てはまったときですが、諸費用と手続きにかかる手間を差し引いても、借り換えをするメリットがあると判断した場合は、借り換えをおすすめします。

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