毎日の家事を楽にする間取りのご提案🥄✨

投稿日:2023年02月06日

SAWAMURA建築設計の原です!

今回は家事を楽にする間取りの考え方についてご提案させていただきたいと思います!

 

住まいのプランニングを進める際には、ゾーニングや動線、採光・通風などさまざまな検討をすることが大切ですが、家事のしやすさも重要なポイントのひとつです。

忙しい毎日では、効率的に家事を進め、住まいを美しく保つのはなかなか難しいですよね・・・💦

しかし、間取りや設備機器の選び方によっては、家事の負担を軽くすることは可能です!

 

そのためには、まず、具体的なプランニングする前に、いつ、誰が、どのような家事を行うのか、家事の流れ(方法)を洗い出してみること。

現状の使い勝手のいいところ、悪いところ、欲しい機能(機器)などを書き出して、設計担当者に伝えるようにしましょう。

 

 

間取りの中で一日の動きをイメージしながら確認してみてほしいと思います!家事作業の動きを線(家事動線)で記入してみるといいと思います。

家事動線は、できる限りシンプルに、短い動線となることが理想です。

  • 無駄な動きがないか?
  • 家族の動きと重ならないか?

上記のポイントをチェックすることも大切です。

 

 

■ウォークインクローゼットは広さや動線がポイント

ウォークインクローゼットとは、着替えや作業ができるスペースを確保した主に衣類を収納する空間(部屋)のこと。

衣類だけでなくカバンや季節用品など多様な物をまとめて収納できるため人気のスペースです。

 

ウォークインクローゼットが多くみられるのは、寝室などのプライベート空間の中や近くに設けたプラン。

洗面脱衣室の近くに設け、洗濯した後すぐに片づけられるようなプランもとても人気です✨

身だしなみや洗濯などを行う洗面脱衣室からも、短い動線で行き来できることがメリットでしょう。

また、家族全員のものを収納するファミリークローゼットも考えられます。

幼いお子さんがいるご家庭などでは、衣類の管理や着替えなど、使い勝手がとてもいいですね!

 

ウォークインクローゼットを有効活用するには、収納する物や量、収納方法に適した内部のつくり、ラックや棚、ハンガーパイプなどを設けることが重要です。

プランニングによっては湿気がこもりがちなので、換気扇などを効果的な位置に設けることも忘れずに。

担当者と一緒にしっかり検討してください!

※調湿機能を持つ壁素材を選ぶのもひとつの方法です。

 

 

■パントリーはキッチン収納の強い味方

 

パントリーとは、キッチンのスペース内、もしくはキッチンやダイニングに隣接させた収納スペースのこと。

食料の貯蔵はもちろん、食器や調理道具などを収納する空間です。小さな部屋のようなプランもありますし、壁面を利用する場合もあります。

食材や保存水などをまとめて購入することが多い場合、キッチンスペースはすっきりと保ちたいという場合に重宝する空間です。

 

プランニングのポイントは、調理中に必要なものをすぐに取りに行きやすい場所に配置すること、何がどこにあるかが分かりやすく取り出しやすいつくりとすること。

そのために、収納するものに合わせた棚を設けるのがポイントです。

家電製品の使用や充電などが必要な場合は、専用のコンセントを設置しておきたいもの。

換気のための窓や換気扇なども検討しておくといいと思います!

 

 

 

■シューズクロークは玄関のごちゃごちゃを解決

 

家族が毎日利用し、お客様もお迎えする玄関。使い勝手がよくいつでも美しい空間とするために収納プランは重要です。

玄関まわりに収納しておきたいのは、靴だけではありません。傘やコート、車の鍵や印鑑、ベビーカーやペット用品なども・・・たくさんありますよね。

 

プランニングのポイントは、玄関で必要なアイテム、収納しておくと便利なものを書き出し、その数やサイズ、優先順位を明確にしておくこと。

主に収納することになる靴の数やサイズなどは必ずチェックを。

将来的に家族が増えれば靴の数も増えますし、子どもが成長すればサイズも大きくなるので、将来をイメージしてプランニングすることも大切です。

 

 

■室内干しスペース があれば帰宅が遅くなっても安心

共働きで夜遅くなることが多い、防犯上洗濯物を見られたくない、花粉症などの理由から、注目されているのが室内物干しスペースです。

天候に左右されない使い勝手のよい室内物干し場があることで、家事の効率も高まるでしょう。

 

室内物干しスペースとして多くみられるのは、洗面脱衣室や廊下、リビングや寝室、ロフトなど。

昼間あまり使用しない(家族のいない)空間やバックヤード的なスペースを利用するのがおすすめです。

物干しバーを掛けられるようなフックをあらかじめ設置したり、天井に組み込まれるタイプの商品を利用してもいいでしょう。

 

プランニングの際には、洗濯機置き場や畳む場所との動線、日当たりや風通しのよさなどに配慮すること。

湿気が溜まりやすいので、窓や換気扇なども検討したいものです。

 

 

■その他にも・・・

家事を楽にするためには、室内だけでなく屋外や半屋外のスペースの活用も考えられます。

たとえば、勝手口に多目的な土間スペースを設けたり、裏庭に屋根を設置した空間を確保して、分別ゴミなどの一時置き場としてもいいでしょう。

エクステリアメーカーからは、家事作業や洗濯物を干すことができる機能を持たせたサンルームのような商品もみられます。

 

どのような家事室をプランニングするとしても、目的を明確にして、それに適した空間を確保することが基本。

便利そうと、設けても結局使わず物置となってしまうこともあるものです。

家族構成やライフスタイルに合わせたプランニングを検討することが大切です。

 

 

このように収納についても考え方はたくさんあり、ライフスタイルやご予算にあわせていろんな角度からご提案させていただきたいと思います!

 

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