投稿日:2021年05月06日
はじめまして!工事三課の田村です。
今回はSAWAMUIRA建築設計の新築住宅でよく取り入れている「GRRシート工法」についてご紹介します。
従来地盤改良では、表層改良や柱状改良といった改良方法が主流でしたが、
最近ではこのGRRシート工法といったものが採用されるようになってきています。
住宅の不同沈下を防ぐ!
GRRシートを2方向(縦横)に敷設し、砕石を転圧することにより、
土のせん断抵抗を高め、住宅の不同沈下を防ぎます。
また、土に加わっている力をシート敷設効果で分散させることで、
均質な地盤を形成することができるので、住宅の不同沈下抑制につながります。
ほんとにそんなシートで地盤が強くなるの?
GRRシート工法は、高品質の証である日本建築総合試験所の建築技術性能照明を取得した工法で、
一棟毎に、厳格な品質管理・施工管理を行っている安心・安全の工法です!
前記の内容をより詳しく解説します。
この工法で使われるシートは、ジオテキスタイル(土木工事などで使われる道路・埋立地などの補強・排水などに使用される繊維シート)という特殊なシートです。
シートによる変形抑制効果と砕石地業付近の剛性補強効果によって、地盤の支持力を補強します。
このように難しい力学的な力がたくさんはたらいているので強い!
ということが少しでもお伝えできていれば幸いです。
▽GRRシートはこんなシート
GRRシート工法のメリットまとめ
・住宅基盤や地下水への汚染が生じない。
・基礎工事の流れの中で施工できるため、工期の短縮につながる。
・重機車両の入れない場所でも施工が可能。
・柱状改良や表層改良のようにセメントを使用することなく、杭も深く埋設しないため、環境にやさしい!
・解体撤去も他工法に比べて簡単にできる。
※採用できない場合もあるので確認が必要です。
最後に
今後、新築住宅をお考えの際、どうしても地盤改良が必要な方がいましたら
ぜひ、このGRRシート工法をご検討ください。