敦賀市の土地相場は?

投稿日:2019年05月17日

はじめに

敦賀市は、福井県の南西部にある都市です。馴染みのない人には読みにくいかもしれませんが、「つるが」市と読みます。
日本海の若狭湾、敦賀湾に面した都市で、ほとんどの流通を船に頼っていた古代から敦賀港とともに発展した土地です。
日本海沿岸は、季節風が強まる冬は寒いイメージですが、敦賀エリアは比較的穏やかで住みやすい気候です。
古くから北海道より運ばれてきた昆布がこの地で加工されて、琵琶湖を通じて京都や大阪に運ばれていたことから昆布の加工業がさかんです。出汁昆布やおぼろ昆布、とろろ昆布の加工は全国のシェア80%を誇ります。
そんな海の恵みを受けた都市、敦賀市の土地についてまとめました。

敦賀市の平均相場

2018年の敦賀市内の基準地価の平均は、1平方メートル4万8064円で、1坪15万8890円となっています。この価格は、福井県内において、県庁所在地の福井市に次いで第2位となっています。1位の福井市が1坪平均約22万なので、それよりはかなり安く、3位の高浜市とは数千円の差となっています。

敦賀市の地価ランキング

敦賀市も他の市町村同様に、駅に近いところの地価が高くなっています。敦賀市内で一番地価が高いところは、敦賀駅から近い白銀町エリアで、1平方メートルあたり7万9000円で、1坪26万強となっています。次は本町2丁目付近。1坪25万5000円ほどです。
一番安いエリアは敦賀市原付近のエリアで、1平方メートルあたり1万1600円、1坪4万円弱。エリアによって価格の差が大きくなっています。

敦賀市の土地評価額の動向

敦賀市の坪単価の前年からの変動率は-0.71%です。全国的な水準と同じく、現在は緩やかな下降傾向にあります。
敦賀市は金沢から北陸新幹線が通ることが計画中で、2022年度末に開業予定となっています。
将来的には、敦賀から米原につながるルート、敦賀から小浜と舞鶴を通って京都へつながるルート、小浜から滋賀と京都の境を通って京都につながるルートが開通すると正式に発表されています。関西方面へのアクセスがよくなると、関西国際空港からのアクセスもよくなり、海外からの旅行客が日本海側の歴史ある街に観光に来るのも便利になります。
全線開通は2046年ごろという想定ですが、新幹線の駅に近い都市にしては敦賀市の地価はかなり安いので、将来大阪や京都へのアクセスがよくなることを考えると、お値打ちなのかもしれません。

まとめ

港町として発展し、今も海の恵みが魅力的な敦賀市は、北陸新幹線開通も目前に控え、ますます魅力が増えますね。新幹線駅としては、まだ土地の価格が上がっていないところにも注目したい市ともいえます。

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