投稿日:2019年07月20日
家の間取りでも一番気になるのが、家族が集まるリビングの配置です。
やはり家族が集まるリビングは快適な空間にしたいですね。
リビングを配置する場合は大きく分けて2つあります。
1階にリビングを配置する「1階リビング」と2階リビングを配置する「2階リビング」の2つです。
メリット
1.庭との関係
1階にリビングを作るメリットとして、なんといっても庭との繋がりがあり、季節の移ろいを感じることができる点です。
リビングの幅いっぱいにテラスをもうけたプランだとその先に庭を確保することができます。
子供の興味を室内のゲームだけでなく外に向ける事が重要です。
庭で遊ぶことで土を手でつかみ木の香りを楽しむことができるのも1階リビングならではの特徴です。
2.上り下りの負担
主階が1階であれば買い物や来客の際、上り下りしないで済みます。
洗濯物を庭に干し、収納衣類を1階に設ければ2階は寝るときのみ上がるだけで済みます。
3.給湯関係
浴室が1階なら、浴室とキッチンと給湯機を近づけやすくなります。
そのため、給湯のタイムラグが生じにくくなります。
デメリット
1. 日当たり
都市部では接道方向が南向きでない場合は直射日光を取り入れることは難しいです。
2. プライバシー
リビングに大きな窓を設けると、外からのぞかれやすくなるため、プライバシーの面で対策が必要になります。
3. 耐震構造
南側に大きな窓をとると耐力壁が確保しにくくなります。
また、南側に開口部を作りすぎると南北のバランスが崩れてしまい、耐震的に不利になってしまいます。
メリット
1. 日当たりが良い
2階リビングの一番のメリットがリビングの日当たりが良くなるということです。
リビングが2階にあることで1階にリビングがあるときよりも陽の光が入りやすくなります。
2. プライバシーの高いリビングになる
例えば、リビングが1階にある場合、窓の配置や視線対策をしていないと「道を通る人に丸に見えだからカーテンを閉めっぱなしで生活をしている」という人もいます。
2階リビングだと道路よりリビングの位置が高くなるので道を歩く人の視線はかなりカットできます。
3. リビングからの眺めがよくなる
2階リビングにすることでリビングからの眺めがよくなるのも2階リビングのメリットです。
眺めが良い所が好きな方は2階リビングをおすすめします。
4.ロフトとの相性が良い
2階リビングとロフトは相性がとても良いです。
2階リビングから見える場所にロフトを作ることによってリビングとロフトを緩やかにつなぐことができるようになります。
5.狭小地との相性が良い
2階リビングの家は、隣の家との距離が近くてもリビングに光を取り入れやすいため狭小地の場合は特に効果を発揮します。
デメリット
1. 子供がいつ帰ってきたのかわからない
2階をリビングにし、子供部屋を1階にすることで、子供が学校から帰ってきてもリビングを通らず自分の部屋に直接行くことが出来るためです。
最近はリビング階段というものが主流になっています。
リビング階段とはリビングを通って2階の部屋に行くようにリビングの中に階段が配置された間取りのことをいいます。
そのため「子供がいつ帰ってきたか分かるようにしたい」といった理由で採用されることが多くなってきました。
一方、2階リビングの家にしてしまうと子供がいつ帰って来たのかわからないといったことが起こってしまいます。
2. 庭のない生活になってしまう
2階リビングにした場合、1階の庭はほとんど使う事にはなりません。
そのため、庭(土の庭)が好きかどうかが2階リビングを検討する重要なポイントになります。
一方、2階リビングの場合はバルコニーを庭代わりにすることもできるので、どれだけ土のある庭にしたいかが重要になります。
3. 広い土地と相性が良くない
2階リビングの場合、駐車場として使う以外庭はほとんど使う事はありません。
広い土地でほとんど庭を使わない場合ではただ手入れするだけの庭になってしまいます。
4. 夏場は暑くなることも
日当たりが良いということは、逆に言えば暑さも取り入れてしまいます。
立地にもよりますが断熱性や遮熱性に考慮して設計したとしてもある程度暑くなってしまいます。
・まとめ
1階リビング、2階リビングのそれぞれのメリット・デメリットを紹介させていただきました。
ぜひ参考にしてみてください。
スタジオコンクは敦賀市、小浜市にて自然素材の注文住宅を提案しております。
家づくりをご検討の方はぜひお越しください。