水回りの間取りを考えるときに気をつけたいこと

投稿日:2019年10月03日

EyeCatch

住宅に必要不可欠な「水回り」

トイレと洗面所、浴室は必ず間取りに組み込んで考えますよね。

 

つい、リビングや子ども部屋の配置に気を取られ、水回りの間取りをあまり考えずに決めてしまうと、後から使い勝手が悪くて困ることがあります。

水回りの間取りを考えるときに気をつけたいことについてまとめました。

 

・トイレの間取り

トイレの間取りについて気を付けたいことは「場所」「広さ」、そして「数」です。

まず、トイレを配置する場所でできるだけ避けたいのが、食事をするスペースや来客を迎える部屋、寝室のすぐ隣です。やはり音が聞こえるとお互いに気を使いますし、ニオイも気になります。トイレの流す音は夜だと大きく感じるので、寝室の隣だと響いてしまうこともあります。トイレを配置するときは、人が常にいる場所を避けるようにしておくと、お互いに気持ちよく使えます。

 

そして広さです。あまり広すぎるトイレだと小さなお子さんは使いにくいかもしれません。広さはあったとしても、便器からトイレットペーパーがある場所まで、お子さんでも手が届くかどうか確認しましょう。

手を洗う場所をトイレのタンクにするのか、洗面台を付けるのかもよく考えたいところです。お子さんが使う場合、トイレのタンクには手が届かないことが多いです。なので、手洗い用の小さな洗面台があると、子どもにも使いやすいですし、鏡なども置いておくと身だしなみのチェックも可能です。

最後に数ですが、マンションの場合はたいてい1ヶ所です。戸建ては家族の数にもよりますが、1階と2階に2か所あると便利です。家族の中にトイレの時間が長めに必要な人がいる場合、1か所しかないと朝は混み合ってしまうことも考えられます。

2か所作ると設置費は高くなりますが、1階の玄関近くの広めのトイレには、来客も使うので洗面台や鏡も置いて、ウォシュレットなどの機能の高いトイレにし、2階のトイレは家族しか使用しないので、狭めで、機能も一般的なトイレにするなど、差をつけるのもいいかもしれません。

 

・洗面所・浴室の間取り

洗面所と浴室の間取りは、トイレほど数や広さには悩むことはありません。ただ、場所についてはライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

多くの家には洗面所と浴室の近くに洗濯機があります。そこで大切なのが「家事動線」です。洗濯ものを干すのが庭の場合は、洗濯機は1階にあった方が楽です。2階のベランダで干す場合は2階にあった方が便利ですね。

また、干した後の洗濯物をどこで畳んでどこの片付けるのかを考えると、たくさんの洗濯物を抱えて階段の上り下りをしなくていい場所を考えた方がよさそうです。

また洗面所や浴室には、換気のための窓があるといいですね。ただ、外から丸見えになると困ります。目隠しになるものを窓につけたり、カーテンよりもぴったり閉まるブラインドがあると安心です。

 

洗面台は、家族が多い場合は広めにしたり、2面設置したりすると、朝の時間が混み合わなくて済みます。また収納スペースを広く取って、バスタオルや替えのシーツ、家族分の下着やパジャマなどを片付けておくのもおすすめです。

 

・まとめ

必ず毎日使う水回り。生活動線や家事動線を考える上でも重要な場所です。そのあとのライフスタイルを想像しながら、トイレや洗面所、浴室の場所や広さを考えてみてください。

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