投稿日:2019年10月13日
部屋の間取りを考えるとき、悩む方が多いのが和室の存在についてです。
和室をつくるか、つくらないか、どちらがいいのでしょうか。
ライフスタイルによって和室の必要性は変わってきます。必要かどうかを判断できるようそのメリットとデメリットをまとめました。
・和室の用途
和室の一番の特徴といえば、畳です。畳はフローリングともカーペットとも違う日本独特の床材。その特徴は大きいです。用途としては以下のものが考えられます。
ごろんと横になってもひんやりすることなく、適度にやわらかく、畳の香りに癒されます。障子から差し込む光なども、日本ならではの雰囲気で落ち着いて過ごせる部屋になります。
和室を子ども部屋として使う人も多いです。フローリングよりすべりにくく、固くないので子どもがねんねのときから、ハイハイ、よちよちまで安心ですし、おもちゃなどで遊んでも、ガチャガチャと音がしないしないのも畳のいいところです。そのままお布団を敷いてお子さんのお昼寝も簡単です。
畳は吸湿性があるので、そのまま布団を敷けるのもいいところです。フローリングに布団を敷くと湿気がたまり、布団や床を傷める原因になりますし、寝心地もよくありません。
畳だとベッドを用意しなくても、布団だけで快適に寝てもらえるので、客用の寝室として優れています。
和室といえば、ふすまがあり、そこに奥行きのある大きな押入れがあります。客用の布団などをしまうほか、子どものおもちゃや掃除機などの道具を片付けておく収納として使う人が多いようです。
洗濯物を畳むときやアイロンがけをするとき、畳の上だと足が痛くなることもなく楽に家事ができます。
和室のメリットは、畳という独自の床材の用途の広さに尽きます。前述したようにフローリングにはない使い道が多いので、さまざまな場面で役に立ちます。
また畳以外にも、押入れの収納力もあります。
もし、本格的に和室として床の間などを作るのであれば、花を生けたり、掛け軸をかざったりすることで、心にゆとりが生まれます。そういった「特別な部屋」が1つあるということは大きなメリットですね。
和室のデメリットといえば、畳のお手入れがやや面倒なことがあげられます。畳の手入れはフローリングのように簡単ではなく、汚れやシミが落としにくいという特徴があります。そのため、畳の部屋では飲食は控える、汚れた服で行かないなどのルール作りが必要です。
また、畳は定期的に行うプロのお手入れも必要です。それは『裏返し』『表替え』『畳替え』というものです。畳の表面(ゴザ)を裏返して張り替えるのが「裏返し」。3~4年を目安に行います。畳表を新しく交換することを「表替え」といいます。裏返しが終わってから3年ほどが目安です。畳床(たたみどこ)と呼ばれる芯材ごと交換するのが「畳替え」で、10~15年が目安だと言われています。
フローリングとは違う畳の部屋。最近はその良さが見直され、人気が再燃しているようです。
たしかにお手入れは大変ですが、畳を新しくしたときのきれいな緑色や爽やかな香りはとても気持ちがいいものです。
マイホームに和室をつくるかつくらないか、これは一概には決められないことです。しっかりメリットとデメリットを見比べて、我が家のライフスタイルに合った方を選んでください。
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